就職活動の極意⑥~面接~
面接まで辿り着くことが出来たら、漸くスタートラインであり、ここからが勝負でもある。
個人的には面接は大好きだったが、緊張する場面でもあるし、向き不向きもあると思う。
一方で、会社側も学生側も「お互いが一緒に働きたいと思うかどうか」を見極める大切なステップであり、場面だと思う。
面接突破の極意。
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面接官を笑わせろ
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漏れなく伝えろ。
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面接の主導権を握れ
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練習あるのみ
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困った質問には、学生らしく正直に答えよ
- 面接官を笑わせろ
最重要ポイント:楽しませる。
面接官の方々はただでさえ業務でヘトついていることが多い。
そんな中、フレッシュで若い学生に面接官を笑わせてあげてほしい。
とんちんかんな回答をしたり、挙動不審でコミュニケーションが上手くない学生は、たしかに学生らしいしフレッシュではあるが、面接官としては面倒と言う印象を持ってしまう。
一番大切なのは、面接官に「一緒に働きたい」と思わせる事なのである。
その為にも面接官を笑わせてほしい。
ふざけた事をするとか、ボケるという意味ではなく、楽しく笑顔にさせてほしいのだ。
一緒にいて楽しくないやつと友達になりたいか?
一緒にいて笑えない恋人がほしいか?という事と一緒である。
- 漏れなく会話せよ
面接は長くても30分~1時間程度。短ければ15分もない。
伝えたいことや言いたいことを言えずにお祈りされるのは大変もったいない!
その為短時間で、自分自身を明確に表現し、言いたいことを漏れなく言う事が大切。
ESと同じく、面接の質問は志望動機と自己PRに分類されるのが基本。(例外は後に述べる)
志望動機、自己PRはESでも書いているだろうし、伝えたいエピソードもあるだろう。
事前にこれだけは話すという事を自分で準備しておくと良い!
そうすれば面接官からの質問を自分の話に持っていく思考回路が出来る。
次のアドバイスにも繋がるので覚えていてほしい。
- 面接の主導権を握れ
面接で伝えるべき事は、自分がどんな人間であり、どんな仕事の仕方をするか。
これまで周りの人とどのように接して、どのように物事を解決してきたか。
どんな考えの持ち主で、なぜそのように考えるタイプなのかを明確に述べるべき。
上記の通り、自分が伝えたい事は漏れなく伝えられるように自分で意識しておく必要がある。
一方で、面接官を無視して話し続けてはいけない。
質問するのは面接官だが、主導権は自分で握ること。
面接官の質問に回答しながらも、次の質問は自分が聞いてほしい質問をさせる様な話し方をする。
例えば
Q:先週末どこいった?
A:遊園地でコーヒーカップとジェットコースターとメリーゴーランドに乗ったよ。
コーヒーカップは速く回しすぎて吐くかと思った!ジェットコースターはまぁまぁで、メリーゴーランドはなんかロマンチックだったよ。
と、つらつら述べなくとも、
A;遊園地に行って3つの乗り物に乗ったよ!
と言えば3つって???
と、疑問を持って聞いてもらいやすい。
要は、答え方一つで次の質問をこちらが誘導することが出来、主導権を握ることが出来るのだ。
- 練習あるのみ
自分が言いたいことを10言っても面接官に伝わるのは半分以下だと思った方が良い。
ではそのギャップをどう埋めるのか。
練習あるのみである。自分で録音して聞き直す、先輩や周りの人に協力してもらって分り易い表現や言い回しを教えてもらう。面接を数こなし、多種多様な質問を想定し、回答のレパートリーを豊富に用意しておくことが重要。
- 困った質問には、学生らしく正直に答えよ
面接時の突拍子もない質問・想定外臨機応変さが求められる。
その為、上記の通り練習が必要となるが、それでも当日に「何⁉」と思う質問もあるだろう。
そこは冷静さと判断力、柔軟性が求められるので、焦らず考えよう。
また、その質問も自己PRや志望動機に繋がると考えた方が良いだろう。
自分の意見や考えを述べつつ、分らないこと、知らないことは学生らしく、「分からない」「勉強不足」と素直に答えるのが好印象である。
答えられないと思って黙りこくったり、分りませんだけで終わらないよう、十二分に訓練し、あとは当日に柔軟性をもって回答しよう。
面接は人生の中でも数少ない「他人が自分の人生に興味を持って聞いてくれる機会」である。
思う存分楽しんでほしい。